資産を増やす3大原則~お金を守る編~

どうも天村です!
今回は、資産を増やす3大原則~お金を守る編~についてお話します。
資産を増やすための3大原則を紹介していくシリーズになっていて、前回の記事「資産を増やす3大原則~お金を稼ぐ編~」では、実際にこれからの時代でどういったお金の稼ぎ方を目指すべきなのか、「キャッシュフロークワドラント」を引用して具体的な方法を説明しました。
資産形成をするには、基本3大原則をしっかりと実践していくことがすべてです。
- お金を稼ぐ
- 稼いだお金を守る
- 守ったお金を運用で増やす
このシンプルな3大原則をサイクルとして、いかにグルグルと効率よく回していくことができるかによって、資産は大きくなっていきます。
そして、3大原則の中でもっとも大事な要素が『お金を守る』という部分です。
せっかく稼いだお金も、守ることができなければ、どんどん消えていきます。
なかなか資産形成ができていない人は、「お金を正しく守れていない人が多いから」という決定的な原因があるのです。
これを見ていただければ、「お金を守る」ために何をすればいいかわかります。
お金を守るための5つの行動
お金を守るための具体的な行動として、5つのことをやっていくのがいいです。
- 収支の把握
- 浪費をやめる
- 固定費の見直し
- 節税の実施
- 割合を決めて貯蓄
これらを1つ1つ実践していくことで、驚くほど自分がお金を垂れ流していたことに気がつきます。
それぞれ1つずつ詳しく解説していきます。
収支の把握
まずは今の収入と支出がいくらあるのかを、エクセルや家計簿アプリなどで視覚化しましょう。
見えるようにするのが大事です。
まずは今年1年の給与明細を引っ張り出してきて、収入の金額を見えるようにします。
「給与明細を保管していない」という方は、まずは保管する習慣をつけるところから改善していってほしいと思います。
それすらできないと、さすがに資産形成とか夢のまた夢ですので。
収入を見える化できれば、次は支出です。
レシートを取っておいたりして、支出も見える化していきます。
そうやって収支をまとめることで、「どこか削れる支出はないか」を探しやすくなります。
資産形成の第一歩と言ってもいいぐらいに重要なことですので、「収支の把握」は何よりも大事なことだと認識しておいてほしいと思います。
浪費をやめる
単純な言葉のようでいて、じつは実践するのが難しいのが「浪費をやめる」ということだと思います。
「わかってるけど、なかなかできない」という方はきっと多いはず。
浪費をやめるコツやヒントになることをお伝えします。
ストレスを抱えない
ニュース番組を見ない
人はストレスを抱えると、それを発散しようとしてお金を使う癖があります。
私たち人間の脳は、欲望が満たされた時に、ドーパミンなどの快楽物質を分泌します。
それは強い快楽として本能的に求めてしまうことで、ストレスなどの不快が強くなればなるほど、快楽にベクトルを持っていこうとしてしまいます。
このドーパミンは厄介なことにお金を使うことでも分泌されます。
しかもドバドバと・・・
結果的にストレス発散のためにお金をパーっと使ってしまったということになってしまいます。
さらにストレスもそうですが、それ以外の要因になるのが、殺人などの「悪いニュース」です。
ニュースというのは基本的に「悪い事・ネガティブな内容」が多いですよね?
あれには2つの理由があって、1つ目は「人はポジティブの獲得よりもネガティブの回避を優先する」という特徴があるから。
2つ目は「ネガティブからの回復には購買行動が深く関わっている」からです。
だからコロナウィルスの感染者を毎日のようにニュースで報道するのは、「ネガティブ回避を優先するから視聴率が取れる」ことと、「ニュースの合間に流れるCMのスポンサー企業の売上がアップする」という理由から。
だから毎日、毎日あきることなくコロナのニュースを流すわけです。
なのでニュースは見れば見るほど、浪費したくなるようにデザインされているので、ニュースとの向き合い方はしっかりと意識されたほうがいいです。
固定費の見直し
固定費は資産形成の一番の天敵です。
固定費はとにかくゼロにするのが理想。
でもさすがにライフラインとか、スマホ代とかをまったくゼロにしては生きていけないので、とにかく安くするように心がけましょう。
スグに実践できることとしては、スマホは3大キャリアではなく、格安SIMに乗り換えることです。
ただし、最近では菅政権になって携帯料金の値下げが本格的に始まったので、安いプランに乗り換えを検討するのもいいでしょう。
固定費で真っ先に削れるのがスマホ料金で、格安プランにすれば年間で5万円ぐらいはお金を守ることができます。
節税の実施
会社員の方であれば基本的に節税で減らすほど税金は多くないですし、会社が負担してくれる部分はすごく多いです。
なかなか感謝できない部分かもしれませんが、いざ会社員から身を引くと、会社のありがたさを痛感しますよ(笑)
とはいえ会社員の方でも、しっかりと節税できる部分は、していかれたほうがいいです。
とくに年末調整について「記入がめんどうだから」という理由で、生命保険料控除などを記載しないのは愚の骨頂です。
会社員の方ができる節税で代表的な5つを紹介しますので、面倒がらずに必ずやっていきましょう。
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 医療費控除
- 住宅ローン控除
- ふるさと納税
割合を決めて貯蓄
「お金を守る」という部分の最後の項目は「割合を決めて貯蓄する」ということです。
投資による資産運用も大事ですが、それよりも貯蓄も大事です。
急な出費に対応できるようにするには、銀行預金がないと厳しいです。
たとえば株式投資や投資信託であれば、売却するまでに時間がかかりますし、仮にタイミングよくすぐに売却できたとしても、今度は証券会社から銀行口座にお金を移してから、そこでようやく出金ができるので、スピードが遅くなります。
貯蓄は資産形成のベースですので、ないがしろにできない部分です。
具体的には「給料の○○パーセントは貯蓄に回す」というふうに具体的な数字を毎月決めておいて、その金額を貯蓄していくのがおすすめです。
この時、給与が振り込まれる銀行口座とは別に、預金専用の銀行口座を作っておいて、お金を移し替えるのがいいです。
わざわざそれをやることで「貯蓄に対する意識付け」を自分自身の脳に刷り込んでいきます。
さらに、預金専用口座にすることで、どれだけ貯まっていっているか一目瞭然でわかりやすいからという理由もあります。
毎月何パーセントにするかは、「収支を見える化」しておけば簡単に把握できると思いますので、やはり「収支の把握」も大事になってきますので、ぜひやっておいてください。
まとめ:お金を守れない人に資産はやってこない
資産形成において、案外軽視されがちなのが「お金を守る」という部分。
ですが、ここは本当に大事な部分で、せっかく稼いだお金を守れないことは、「穴のあいたバケツに水を注ぎ続けること」と同じです。
どれだけ頑張ってお金を稼いでも、穴をふさぐ=お金を守ることをしないと、資産は貯まっていきません。
お金を垂れ流していないかどうか、ぜひ確認していただければと思います。
そしてそうやって守ったお金は、運用で増やしていくことで資産が大きくなります。
ということで次回は資産形成の3大原則の最後「お金を増やす」という部分のお話しをしていきたいと思います。
ではまた!