バランスファンドとは?メリット・デメリットから購入に向いている人を判断

どうも天村(あまむら)です!
今回はバランスファンドとは?メリット・デメリットから購入に向いている人を判断というお話をしていきます。
バランスファンドという言葉を聞いたことがあるけど、「バランスがいいんでしょ?」としか思っていない人もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
じつはバランスファンドは優れものである反面、デメリットもしっかりとあります。
そして向いている人とそうじゃない人もいますので、購入する前にご確認いただければと思います。
これを見れば、バランスファンドとは何なのか、メリットとデメリットがわかります。
バランスファンドとは
バランスファンドとは、投資信託の商品の一部で、複数の金融商品がパッケージングされたものを言います。
国内株式・国内REIT(不動産)・国内債券・海外株式・海外REIT(不動産)・海外債券などを文字通りバランスよく配合されたものです。
バランスファンド自体にも4資産タイプ、6資産タイプ、8資産タイプなど、パッケージされている金融資産の数が違います。
投資信託の商品によって様々なタイプがあって、覚えておきたい特徴としましては「バランスファンド1本で分散投資ができる」ということです。
バランスファンドのメリット
まずはバランスファンドのメリットを見ていきましょう。
大きく2つあります。
- これ1つで分散投資できる
- リスクヘッジできる
これ1つで分散投資できる
バランスファンドの最大のメリットがこれだと思います。
これ1本あれば分散投資ができているので、もうそれ以外の金融商品はいらないというのが、バランスファンドです。
いろいろと投資する商品を決める必要がないので、バランスファンドの中で「これだ!」と思うものを初めに決めてしまえば、あとは何も考えずに積立てていけばいいだけです。
ただし購入するバランスファンドの商品が、「どういった金融商品にどれぐらいの割合で分散投資されているのか」ということはしっかりと把握しておいたほうが良いです。
リスクヘッジできる
バランスファンドには、国内外の株式・債券・REIT(不動産)を分散投資しているため、値動きの異なる資産が組み合わさっています。
そうすることで、それぞれの値動きが打ち消し合う効果があります。
たとえば株式は景気が上向きのときには価格が上昇する傾向にありますが、逆に債券は景気が好調な時は価格が下落する傾向があります。
また不動産は独自の値動きをすることが多いので、株価や債券とは違う動きをするので、すべてが連動して価格が下がるリスクを限りなく少なくできます。
バランスファンドのデメリット
バランスファンドにはデメリットもありますので、購入する前にしっかりと確認してほしいと思います。
こちらもメリットと同じく大きくは2つあります。
- 信託報酬が割高
- 資産の把握がしづらい
信託報酬が割高
信託報酬というのは手数料のことで、運用をお任せする投資信託では必ず払う必要のあるお金です。
投資信託の商品によって、この信託報酬の割合が違うんですが、バランスファンドは相対的に見て割高になっています。
なぜなら、運用する金融商品が多いからです。
たとえば株式だけがパッケージされた投資信託であれば、株式市場だけに目を光らせておけばOKですが、バランスファンドは株式・債券・不動産と、注意するべき対象が多くなります。
そのため単純に運用の手間が増えるため、おまかせ手数料の信託報酬が割高になる傾向があります。
信託報酬は安ければ安いほど良いので、これが長期資産となれば将来の資産に大きく影響してしまいます。
資産の把握がしづらい
バランスファンドには「リバランス」と呼ばれる調整が入ることがあります。
これは基準価格を大きく下げないための運用手法になるのですが、定期的におこなわれます。
つまりリバランスがあることで、完全に資産を均等にバランスよく等分しているわけではないということです。
そうなってくると、自分がどれだけの資産を、株式や債券に保有しているのか把握するのは、難しくなります。
さらに、なぜ基準価格が上がったのか、下がったのか、といったような価格変動の理由もわかりにくくなります。
バランスファンドが向いている人
バランスファンドとは何なのかという特徴と、メリット・デメリットを見てきた結果、どういう人に向いているのかを紹介します。
バランスファンドが向いている人は、ずばりこんな人です。
『自分で分散投資を考えるのが面倒な人』
「まったく思考したくないし、投資の勉強もしたくない!それでも将来のために投資をしたい」という人には、バランスファンドは最適だと思います。
とにかく放置していたいけど投資で資産を少しでも増やしたい人には、バランスファンドが向いているでしょう。
しっかりとバランスファンドの特徴と、メリット・デメリットを理解して購入していただければと思います。
ではまた!