投資の目的が「老後資金」や「将来のための資産作り」という人が絶対に覚えておきたいこと

どうも天村(あまむら)です!
今回は、投資の目的が「老後資金」や「将来のための資産作り」という人が絶対に覚えておきたいこと、というお話をします。
初心者の方がこれから投資をするうえで、すごく重要なことをお話するんですが、すでに投資をスタートさせた人もぜひ聞いてほしいことです。
投資をスタートさせた多くの人がハマってしまう「考え方の落とし穴」というべき内容になってます。
これを見れば、老後資金や将来のための資産形成において、明確にブレない考え方をインストールできます。
最大の落とし穴「目的と手段が入れ替わる」
老後資金や将来のために投資をしていきたい場合、本来の目的や目標は、当然ですが「老後資金をためる」ことです。
でも、投資をやっていくうちに、もしくはこれからスタートさせていこうとしている人の頭の中に「ある考え」が浮かぶんです。
それは「投資が上手くなりたい」という考え。
投資スキルをアップさせたい!とか、相場の波を華麗に乗りこなしてみたい!というような、ある種の欲求のような考えです。
まぁ、その気持ちはすごく理解できます。
なんか、かっこいいんですよね。
投資スキルがアップして、市場動向を理解した上で判断をして株を買って、それで成功して資産を増やす。
おぉ、かっこいい!
すごくあこがれを抱いてしまう気持ちは、僕もよくわかります。
なんですけど、ちょっと待ってください!と言いたい。
目的が「投資スキルの向上」になっていませんか?と言いたいのです。
本来の目的は「老後資金を作ること」のはずだったのに、いつしか目的が「投資スキルの向上」になっている。
目的と手段が入れ替わってしまってて、これは本当に多くの人が落ちていく最大の落とし穴だと僕は思ってます。
初めから目的が「投資スキルの向上」だという人は、何の問題もないのですが、目的が「将来のための資産」なのであれば大問題。
老後資金を貯めるという目的で、投資を選んだとして、投資の技術を上げていきたいとか、スキルアップして稼ぎたいとか、もっと上手く投資をやっていきたい、というのはあくまでも手段なんですよね。
目的を達成するための手段のうちの1つにしか過ぎないはずなのに、投資スキルを伸ばしていこうとし過ぎるあまり、いつしか投資で勝つことだけが目的になってしまう。
そうやって、本来の目的である「将来のための資産作り」を忘れてしまうなんてことにもなってしまいます。
で、結局多くの時間を投資技術の向上に費やしてしまって、肝心の老後資金や将来のためのお金は、いっこうに資産として貯まらない。
老後資金を作るのが目的であれば、何も投資スキルが高くなければダメという必要はありません。
投資スキルがなくても、投資信託で自動積立していけば長期資産を作ることはできます。
ですので投資スキルを絶対にアップしなければいけないというわけではなくて、本来の目的が老後資金を貯めることなのであれば投資だけにフォーカスする必要がないということです。
目的達成のための手段は1つじゃない
「老後資金」や「将来のための資産作り」が目的であるなら、もちろん投資というのは大きな手段の1つです。
ですが、投資だけが資産形成の要素というわけではなく、貯蓄も大事だし、節約も大事だし、お金を稼ぐというのも大事な要素になってきます。
資産を増やすためにやることは、じつはすごくシンプルなんです。
お金を「稼ぎ」「守り」「増やす」だけです。
本業の収入や、副業の収入などで、まずは稼ぐところからスタートします。
そして稼いだお金を人生が豊かになるように上手に使って、そして節約もして、貯蓄していって、しっかりと守ることも重要です。
そのうえで、投資をしてお金を増やすということをやっていくわけです。
ですので、どこか1つ(ほとんどの人は『稼ぐ』)にだけフォーカスしがちになるんですが、すべてのスキルを上げていくのが大事です。
目的達成するためには、副業やビジネスで稼ぐとか、投資で稼ぐことばかりに集中してしまうんですが、トータルで力をつけていく必要があります。
そしてこの「稼ぐ」「守る」「増やす」というのも手段にしか過ぎないので、ここのスキルアップを目的に設定してしまうと、おかしなことになっていきます。
目的はあくまでも老後資金などの将来のためのお金つくりです。
スキルアップや技術向上にばかり目が行ってしまって、本来の目的を見失わないように気を付けたいですよね。
もちろん投資の技術は、あるに越したことはないですけど、そこばっかり追いかけすぎてしまうと、本来の目的を見失いがちになってしまいます。
まずはやっぱり「目的は何なのか?」をつねに意識する。
老後資金を貯めることであれば、まずそこに一番フォーカスしていく。
その手段の一つとして投資を選んで、投資を学んでいくっていうスタイルにもっていくのが一番ベストだと思います。
多くの人が落ちてしまう考え方の落とし穴にハマらないように、お互いに気をつけていきましょう。
ではまた!